ここで、手の内をさらけ出してみようか、

真っ暗な〔朝周り〕







S/N比
と云う言葉を最近教わったんですが、
signal to noise ratio
SNR とも云って、メディアリテラシーなんかと近い意味で使ってもいるとのことなんですが。
まぁ、何とかリテラシー というよりは、応用が利く言葉かも知れないな、なんてsibakuroの密かなマイブーム。
――――――――既にして死語のようですけれども、言葉ってのも消費するものになったのだろうか


で、
S/N比を高くする
と云うような使い方をするそうですが、
例えば 情報と云うことで考えれば、それは玉石混淆の情報の中から玉を拾い出す。ノイズの中からシグナルを見つけ出す様な行為、と云うことです。






さて――――
ここしばらく 力みかえって書き続けている、



“コースを良くする”
為には、どうすればよいのか。




と云うことを、S/N比 と云う言葉フィルターを、ちょっと本来の使い方から離れた用法を持って考えてみると、いよいよ本題も見えてこようかと思いますので 一日分のエントリーとして遊ばせてもらおうか と。






さてさて――――――――
結局、人間が物事を見るときには、自分なりに篩に掛けているフィルタリングし、何かしらの偏りバイアスのあることは間違いが無さそうです。
その篩とか 偏り、
――――――――拠り所と云った方が良いかも知れない
というものがどこからくるかと言えば、知識とか、経験 主義 嗜好などなど、と云うことなのでしょうがね。
まぁ ろくな考えも無くて単にその時の気分とか 力関係だけを見て日和見して ひたすら保身に走っている場合とか、単純に 誰かさんの意見は全否定しておく、と云うのもありますよね。
なんにも知らないでただ意固地になっているだけなんてのは最悪ですが・・・・・・


これも何度も書いてきましたが、sibakuroが、コースを より良くしたいのなら、何に先駆けても“垢落とし”や“錆落とし”ありき なんだと力みかえり、手っ取り早い“キャット空中三回転”はありえないとして、なお この一線は譲れない、などと鼻息を荒くしているのも、これは、sibakuroの経験や、まだ途上にあるとはいえ 七年間の“垢落とし”や“錆落とし”を経たコースベルビューがあるからです。


知識や情報量は まぁ 大したこともありませんし、こちらも多寡が知れてはいますが、sibakuroなりの これまでの経験と実績コース篩いフィルター あるいは 拠り所バイアスになっているのは間違いがありません。






で、そんなこんなを、S/N比 signal to noise ratio と云う言葉で置き換えれば、
いかにしてコースをより良きに成すか、
と云う議論 検討のテーブルに着いたときに出されたある意見、
それがsibakuroの“垢落とし”や“錆落とし”の篩いフィルター あるいは 拠り所バイアスにかかれば、これはsignal つまりは有用 有益な情報であり、
それにかからないとなれば、もう それは不要 無益な情報である、
と云うことになります。


で――――――――
今のsibakuroにとっては、“いかにして”のテーブルに出された 改造とか改修工事というカードには “キャット空中三回転”としか見えませんから、
そんなカードよりも、もっと他に きるべきカードが幾らでもあるでしょう、
と云う ぼやきや 呆れとなって・・・・・・
――――――――相済みません。sibakuro 決して良い社員ではありません


で、呆れ ぼやきながらも、sibakuroからすれば “キャット空中三回転”に過ぎないカードを切ってくる方には 多分その方なりの篩いフィルター あるいは 拠り所バイアスがあるはずだ、と云うことも考えるわけです。
その方にとっては、あるいはそのカードは エースなのかも知れないからです。
――――――――以前、まぁそう云う会議で かなり大きな工事の話をしたときの、席上 さる偉い方の発言が、全くの無定見で しかもその場しのぎの思いつきの繰り返しだった と云うことを後になって知って、sibakuro 芝を剥がした地べたの上で仰天した経験もありますが、まぁいいやぁ とんだ昔話だぁ。そんなこんながあったからこそ、今のsibakuroがここに在るんだぁ


ですからsibakuro。最近 この手の話の時には、相手の話の中の篩い あるいは 拠り所がどこにあるのかを 自分なりに探ってみます。


単に自分がプレーするときの面白さからなのか、あるいは そこにある“それ”が、自分がプレーするときに常に障害となっているから無くしてしまえ、と云っているのか、
そこがそう云う状態にあることで プレーヤーの進行が悪くなっている、と云う営業上の理由なのか、
口のうるさい、いや 案外 仲の良いメンバーが言い出したのか、
まさかにメンバー対策で とりあえず何かしなければ、なんて不純な動機じゃぁないでしょうねぇ、
それとも、実は金が余っていて使い道に困って・・・・・・、それはないかぁ、


なんて事を、相当に底意地悪く探ります。
まぁ、相当に“下衆の勘ぐり”の類ではありますが、
そうしながら、まず基本的には、もう こちらの篩や拠り所と沿うはずもない話ですから、やりたくない。断ります。
何かしら理由をつけて、やらずに済む方向へ誘導しようとします。
だって、“キャット空中三回転”あなたがおっしゃることよりも“垢落とし”や“錆落とし”わたしがいっていることの方が、“コースをより良きに”と云う目的に合致するはずだと、自分なりに確信しているからです。


ただし、“コースをより良きに”の方法論 方向性はひとつきりでは無いことくらいは、これは いかな頑迷なsibakuroにあっても そのくらいは理解できるところではありますによってね、
その下衆の感繰りの一方で、“本当にゴルフコースとして より良きに成すためには” と云う 大目標。sibakuroの“垢落とし”や“錆落とし”の篩や拠り所よりも より大きな基準で、その“キャット空中三回転”を量ってみる。
その結果で納得できれば、これは文句も言わずにやります。
寧ろ、こんどは あの手この手で会社からお金を引っ張り出しちゃうくらいだ。
――――――――あんまりそう云う場面はなかったような気もしますが






実は、と改めて構えるほどのことでもありませんが――――――――
もうここしばらくは、“コースをより良きに”と云うテーブルに着くときは、sibakuro馬鹿の一つ覚えで、“垢落とし”や“錆落とし”のカードしか切らないことにしています。
わたしsibakuroにとっての“signal”は これですよ。他の要素は 相済みませんが“noise”として弾くつもりでいますから ご承知置きを。それでも どうしてもsibakuroにやらせたかったら 折伏するか 力づくでどうぞ。
って、全部さらけ出しちゃってる。
だって、sibakuroの中では それこそが“いかにしてコースに より良き を成すか”の答えだからです。


一応繰り返しておきますが――――
もちろん、方向性 方法論は幾つもありましょうから これが全てとは申しません。
“垢落とし”や“錆落とし”以外のカードでも“いかにしてコースに より良き を成すか”に有効なカードであれば、それは“signal”として受け取らせていただきたい と思っています。
だって、それが コースのためなんですから。


で、ちょっとぼやきなんですが、
なかなか、比率が上がらないような気がしていましてねぇ・・・・・・


まぁ、いいや。先様からすれば sibakuroの言動が“noise”そのものかも知れないんだから。
ここはひとつ お互い様ということで、より良いコース造りに励みましょう、
いや、その一助として頑張らせて下さい と。






さて ここで、以前に書いたこの一文、



で、こういう主張をすると、
「それは当然の話で、やっていかなければならないことだから・・・・・・」
「それはもっともだ、大いにやっておくれ。で、それとは別に改造の件だけど・・・・・・」
「それは良いことだから、努力と工夫でなんとかして・・・・・・」


まぁ、大方の皆さんの反応はこんなものでしょうか。
皆さん、その事の必要性は解っておられる様で――――――――


って――――――――
解ってないでしょ。
敢えて申し上げたい。


ええぇとね、
ゴーマンかましてよかですか、


もとい、この際だから、笑いながら云っておきますが、


そう云うことをやるにも、いちいち お金と人手と時間がかかるんですよ(笑
そこまで理解して、当然だ もっともだ 良いことだ、との ご賛同を頂けているのか、そこから伺いたいんですが(笑


と云うことです。
――――――――ちゃんと(笑 っておいたぞ




を引用した上で、
最後に だめ出しを一つして、今日のエントリーを締めたいんですが――――――――






そも “垢落とし”や“錆落とし”には、多大な お金と人手と時間が必要なんですよ。
そのリスク 負担を考えないままに、
「“垢落とし”や“錆落とし” 大いに結構」
なんて云われても、そりゃぁわたしsibakuroに とっちゃぁ“noise”の部類なんですがぁ(笑


と (笑 っておいて、
この先は又次回と云うことで、












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