いっそ長い物に巻かれて大樹の陰に隠れながら虎の威を借りてみたいと

良くありそうな構図ですがB#18






その昔、
まぁ、こればかし、、、、、のことで良くここまで人に悪態をつけるものだ、
果てには怒るよりも呆れ可笑しくさえなってしまったほどに、多分に 二時間の余、いやもっとかなぁ、延々と怒鳴られていたことがあります。
まだフロントにいる頃の話ですが、まぁ、年がら年中やられていて いい加減飽きも来ちゃったものですからね、


お話の途中で恐縮ですが、清算の時間で立て込んでおりますから ちょっと失礼します、


って、さっさと席を立っちゃったんですが............






灯台躑躅とtamaLion
で、まぁ締めの目処がついた頃合いを見て、


先程のお話の続きを伺いに参りました、


ってやっちゃったんで、そこからまた二時間くらい・・・・・・・・・
いわゆる瞬間湯沸かし器のたちだったんですがね、件の偉い方は。わたしがのこのこ火を着けに出かけていったようなものでした。
後でね、
「折角ご機嫌が直りかけていたのに」
って、周囲から散々に恨み言を聞かされましたが、




その時のお説教で、
「お前は会社とか目上の人間に逆らって生きるのが格好が良いと思っているんだろうが・・・・・・・・・」
なんて事を云われましてねぇ、
とんでもねぇ、あっしは長い物には巻かれてみせる厭らしい男でござんす、
腹の中で赤い舌を出していた覚えがあります。
――――――――さんざんに怒鳴り付けられ、罵詈雑言の幾多たるやを浴びせかけられ、無知 無策 無能をなじられ、それこそ会社のお荷物扱いをされておりましたが、今になったら何を言われたかなんて覚えてやしないよ。全然真面目に聞いていなかったものですから。でもその言だけはね、何だかそれだけは妙に鮮明に覚えております。そうそう、空のグラスを投げつけられたんで 拾って水をくんで来て机の上に戻して差し上げたこともあったな(笑 あれも周囲から大顰蹙を買ったなぁ。「キレてぶん殴るろうとしている人間よりもヤバそうに見えた」そうな(爆 




まぁ、そう云う厭ったらしい男ではありますが、
ただねぇ、明らかに意味のないことをやらされたりするのは、これはやっぱり虫が好かないし、
その場その場で良いように扱い方を変えられるのも、これは面白くはない。
まぁ 組織の中での事ですし、こっちも相応に年もとりましたんで顔色を変えるようなこともそうそうはありませんし。思いつけば気の効かない嫌味の一つも云っておいてね、あとは笑って済ませるだけの小狡さというのも身には付いていますし、
そうそう――――――――


最近ではこそこそとwebこんなところに書いては憂さ晴らしも............